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シュールストレミングを喰らふ
シュールストレミング (*1) を食べました。
ある筋(*2)では有名な超臭い缶詰です。
詳細は本Blog下段に譲るとして、塩漬けニシンを加熱殺菌しないまま缶煮詰めたシロモノ。つまり缶内でも発酵(腐敗?)を続けてる。そのため発生したガスで缶が膨張するというもう食品と呼ぶことさえためらうブツです。
シュールストレミング 表実物がこれ。ヴィヴィッドなカラーリングです。こんな鮮やかな缶の中身は………。












シュールストレミング 裏裏には怪しげな注意書きが。
「発酵臭が強烈なので屋外で開缶してください」「開缶の際、内部の着け液が噴出することがあるので、十分に注意して下さい」
…ホント、これ食べ物?

と注意書きにもあるように、屋内開缶は厳禁なので場所の選定から始めます。屋外でも近隣住民に迷惑になるようなスペース(マンションの駐車場や公園)はバイオテロと勘違いされる可能性もあるため却下。水場が近くにあること、人通りが少ないこと、という2点を重視し、豊平川河川敷での開催となりました。
そうは言っても河川敷にはサイクリングロードがあるため人の往来はゼロではないんですけどね。

場所は決まってさて決行。
今回のブログ、「B級グルメレシピ」にカテゴライズしてますので以下はお料理レシピ的な感じで世にも恐ろしい料理を紹介しようと思います。

シュールストレミングサンド
レシピ:
 シュールストレミング 一切れ
 パン 食パンでもバゲットでも可だが、においを封印するためには挟み込める食パンの方がグッド
 タマネギ 半個
 トマト 半個
 サラダ菜 1〜2枚
 チーズ 1〜2枚
 マヨネーズ、胡椒、タバスコ 適量

 牛乳(洗浄用) 1カップ
 ウォッカ(洗浄用) 1カップ

 使い捨てカッパ(開缶用)
 缶切り(開缶用)
 マスク(開缶用)
 メガネ(開缶用)
 ゴム手袋(開缶用)
 ビニール袋(開缶用)

 勇気 あるだけ
 好奇心 ほんの少し


1.野菜準備
トマトは適当な厚さにスライスし、タマネギは薄くスライスして塩もみしてください。サラダ菜は1枚ずつにばらしておきましょう。
2.シュールストレミング開缶
いきなりこの料理最大の山場です。開缶者はカッパ、ゴム手袋、マスク、ゴーグルを着用。シュールの液が付着すると大変なことになるので肌や衣服が露出しないようにすること。開缶時に内部のガスが周囲にまき散らされるの防ぐため缶をビニール袋に入れ、その中で缶を開けます。
無辜で無関係な一般市民を巻き込まないよう、周りの状況を確認してから開けること。本気で臭いです。人によっては目眩を起こすかも。
開缶時の写真は撮れませんでした…。
3. 洗浄
オープン ザ シュール 1開缶と同時に周囲に強烈な臭気がまき散らされます。被害をわずかでも軽減するため、缶内にあふれる灰色のとろりとした漬け液の中からニシンの身を取り出し、ウォッカで洗浄します。洗浄したニシンの身は別に用意したウォッカに漬け込みます。さながらホルマリン漬けの標本だ…。
もうね、ニシンの身が発酵(腐敗)しすぎてぼろぼろになってるのですよ。一部は溶けてます。溶け残った肉の線維がウォッカの中でゆらゆらと揺れています。臭いもさることながらビジュアル的にもこれからコレ食べるの?と戦意を喪失させることしきり。
漬け汁は速攻廃棄。
4.トッピング
(重要)パンに直にニシンの身を置いてはいけません。汁がパンにしみこみ食する際の妨害となります。
シュール オープンサンドパンにマヨネーズを塗り、チーズ、サラダ菜を敷きます。
トマト(最強です。シュールの匂いを一瞬消し去る清涼感、おおいにトッピングしてください。)、タマネギを自由にトッピングして下さい。ウォッカに漬け込まれたシュールを牛乳で一度洗ってから一切れ乗せます(勇気があれば何枚でも♪)。タバスコ、胡椒はお好みで。




シュールサンド5.最終工程
最後にパンを折りたたんで完成です。折りたたむことによりシュールの臭気が外に漏れません。口に入れるまでは匂いと戦わずにすみます。
さあLet's Eat!!













……食後の感想:
一口目から強烈な臭気が口内いっぱいにあふれます。たとえるなら暑い盛りのドブの匂いと腐った魚の匂いと潮の香りが混じった感じ(*3)といえばよいでしょうか。匂いとしてはギリギリ許せますが、その匂いを放つ物体を食べ物と認定してよいかは甚だ疑問。てなことを考えつつ食します。かろうじて咀嚼は出来ますが、嚥下については脳から許可命令が下りてきません。脳からの拒否指令と飲み込もうとする意志がせめぎあいます(その間も口内はシュール臭が充満)。なんとか折り合いをつけて少しずつ飲み下し、おもむろに2口目に進む…。
サンドイッチ一つを食べきるのに10数分を要しました。
参加メンバーも似たり寄ったりで一口含んで固まったり、食べてる行為を忘れるために河原を歩き回ったり、と、とにかくカラダの拒絶反応をなだめすかしながら食べてました。
ちなみにシュールの味ですが、超しょっぱいです。食感はくたびれた魚の刺身、ですね。

その後で残った食材でオニオントマトサンドを作りましたが、それのうまかったこと、うまかったこと。みんな貪るように食べてました。


生涯最後の経験になるでしょう(他のメンバーも同意見)。
貴重な体験ありがとう、Mくん。


*1 シュールストレミング (Surströmming)  世界一臭い食品。ニシンの塩漬けの缶詰。加熱殺菌しないまま缶詰されているため缶内で発酵を続けている。空輸禁止。っていうか食品として売ること自体禁止だよ。スウェーデンの一部で食されているらしい。ホント?

*2 「もやしもん」というマンガで取り上げられてる。シュールストレミング関連のブログを見ると3割位はこのマンガ読んで食してみたそうな。ちなみに今回のイベントもそう。恐るべし石川雅之(*4)

*3 ドブ+腐った魚+潮の香りって、東北大震災の被災地で問題になってた臭気と同じなのかも、とふと思いました。現地で体験したわけではないですが、四六時中あの手の匂いが辺りに立ちこめていたかと思うと身の震える思いです。

*4 もやしもんの作者。その他の著書に「カタリベ」、「純潔のマリア」など。

| いふ | B級グルメレシピ | 21:34 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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命がけやな!
食べること自体が・・・。
向き合った勇気に脱帽
| しおじい | 2011/09/29 12:40 AM |

ほんと命がけだった。
もう二度としない。
| 壱刀斎 | 2011/09/29 9:33 PM |










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